乳がんぼく滅へ

平成25年第二回定例会

質問 初めにがん対策について伺います。

 私は、乳がん撲滅運動をライフワークとしております。そして 「早期発見・早期治療が必ず命を守り家族の安心につながる」との信念で訴え取り組んでおります。
公明党区議団は、今年も3月の女性の健康週間を活用し、がんの予防対策について訴えて参りました。これまで本区に於きましては、 委託医療機関の拡大や土曜・日曜日検診の拡充、対象者に勧奨はがきを送るなど、がん検診の拡充をしていただいている事について、心から感謝をしております。

 更に文京区では、唯一ワクチン接種で予防できる子宮頸がんの予防ワクチン接種の自己負担が無くなり、今後の予防対策に期待しているところであります。

 ワクチン接種の大切さを訴えていく事は非常に重要であります。

 保護者や生徒に、子宮頸がんに関する情報提供や案内チラシの配布をわが会派で要望したところ、接種票と共に、中学生でも解りやすいワクチンの解説書を同封して下さり、また中学校と連携してのリーフレット配布や出前講座を計画し、実施していただいております。

 そこで本区の予防ワクチンの接種の取り組みの成果及び、課題がありましたら伺います。

 併せて昨今、副作用について論議されており、皆さまから心配との声も出ております。本区のお考えと対応についても伺います。

 今後も、ワクチン接種の大切さと副作用の影響があることを解り易く説明し、皆さまが安心できるよう個々の丁寧な対応を要望いたします。

 

touben 渡辺智子議員のご質問にお答えいたします。

 最初に、がん対策に関するご質問にお答えします。

 まず、子宮頸がん予防ワクチン接種についてのお尋ねですが、中学1年生のワクチン接種率は、平成23年度が69.1%、24年度が79.1%となっております。定期予防接種化により、摂取対象年齢が拡大し、制度の周知徹底が必要となっていることから、今後、摂取未完了者への個別勧奨を行なってまいります。 

 また、ワクチン接種の副作用については、リーフレットに接種の効果と併せ、副反応及び接種後の留意事項を明記し、注意喚起を行なっております。今後、厚生労働省において全国的な調査が実施される予定であり、調査結果を注視してまいります。

 

質問 ひきつづき、がん対策について5つの提案を致します。一つ目は、文京区中に乳がん撲滅を目指す、ピンクリボンの啓発運動の取り組みの提案です。いままでは、ピンクリボンキャンペーンとしてティシュペーパーの配布や区民ひろばでのビデオ上映など要望し取り組んでいただきました。

 今年は、センター内の各種団体や社会貢献事業を推奨する会社にご協力を求め、ポスターを貼ったりのぼりを立てたりという、全庁挙げての取り組みや区有施設での様々な啓発運動に取り組んでいただきたいという要望です。更に区から発信して近隣の商店街に広げる事により、街の活性化に繋げることも大切です。区長の見解を伺います。

 その他にも、ピンクリボンだけでなく、児童虐待防止のオレンジリボンや移植医療普及の為のグリーンリボン、エイズ防止のレッドリボン,その他ホワイト・イエロー・ゴールドのリボンを使っての啓発活動があり、これらのリボン運動についても取り組みができるよう望みます。

 

touben つぎに、がん検診の啓発についてのお尋ねですが、10月の乳がん月間において、文京区女性団体連絡会の協力のもと、ピンクリボン啓発用品の配布等を行い、乳がん健診の受診勧奨を進めてまいりました。

 この結果、受診率は、20年度の8.5%から24年度には18.5%まで向上しております。

 多くの区民の方に乳がん検診を受診していただくためには、更なる啓発運動を進める必要があると考えており、ご提案の内容を参考に、友好な方策を検討してまいります。

 

質問 2つ目は、区内施設の中でも今年の4月からリニューアルされた 文京総合体育館を始めとして、区立のスポーツ施設の指定管理者である東京ドームなどにも、ピンクリボン運動に協力をしていただくなど、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを広く区民にPRしていくことは、大変効果が高いと思います。

 特にスポーツ施設においては、この期間に『ブレストケアグラブ』という自己検査できる特殊手袋を配布し、その場で試していただく事はいかがでしょうか。

ブレストケアグラブ

ブレストケアグラブ

 このブレストケアグラブとは、自己検診できる特殊な手袋です。

 すでに北区では、昨年の乳がん予防月間に健康相談係やキャンペーンの協力店舗で配布をして大変好評だったと聞いております。

 本区としてもこの期間を利用して施設利用者を対象に配布できるよう検討していただきたいと思います。この手袋を活用する事により、がん対策の取り組みの「はじめの一歩」になると思うのです。いかがでしょうか。自己検診の大切さをアピールしていただきたいと思います。

 

touben 次に、特殊手袋の配布による啓発についてのお尋ねですが、昨年度のファミリースポーツデーにおいて、来場者に自己検診啓発のリーフレットを配布いたしました。ご提案の特殊手袋は啓発品としては高価であり、区が直接購入して配布することは考えておりませんが、今後は、スポーツ施設を管理運営する指定業者とも連携を図りながら積極的に取り組んでまいります。

 なお、啓発については、議員ご指摘のとおり、「新たに予算を計上することなく、受診率の向上につなげることが大切」と考えております。

 

質問 3つ目は、「一人じゃないよ、一緒に検診」の提案です。

 親子で一緒に取り組めるような『母娘二世代がん検診』です。

 子宮頸がんワクチン接種の対象になる中学生の母親の年代が、がん検診の対象となる方も多いのではないでしょうか。

 若い女性は婦人科検診に抵抗があります。ですから娘さんはワクチンの接種、お母さんは子宮がん検診を受けていただく事により将来、娘さんが、抵抗なく検診を受けられる事に繋がると思うからです。
母親の受診に行く機会を逃すことなく、娘さんにとっても心強く、また家庭の中で性教育の話ができる機会にも繋げていく取り組みを望みます。いかがでしょうか。

 更に、特定健診など夫婦で検診、家族で検診、友人と検診など 一人きりの検診ではなく、誰かと一緒に受け易くなるような取り組みのお手伝いもいかがでしょうか。新たに予算を計上する事なく、 受診率の向上に繋げる事が大切です。

 

touben 次に、検診を受けやすくする取り組みについてのお尋ねですが、子宮がん検診と子宮頸がんワクチン接種の双方を実施する区内医療機関は、10か所となっており、予約方法等についてわかりやすい案内を検討してまいります。

 また、特定健診についても、夫婦・友人等と同時に医療機関を予約していただくことは可能であり、周知に努めてまいります。

 

質問 4つ目は、若い人の意識を変えていく提案です。

 早期発見・早期治療のためには、特に若い人の意識を変えていく必要性があると思います。

 ある女子大学では「子宮頸がんの輪を広げよう・女子大生リボンムーブメント」の活動をしています。そこでは、大学の健康診断の時に、子宮頸がん検診も受けられるようにすると受け易い、との声や意見が多くあり、すでに厚生労働大臣に要望書を出しています。

 当事者の大学生から見ると、大人たちが考えた政策だけでは受診率を上げる事は中々難しいという事です。ではどうすれば若者が受け易いかと考えてみますと、もっと若者の声を聴くことが大事なのではないでしょうか。本区には、女子大学を含め沢山の学校があり、啓発運動の呼びかけや声を聴く事は可能と思われます。

 また若い人の力を借りる事も大切です。本区のエイズ展を開催した折には、女子大学のイベントのブースがあり効果がありました。

 例えば文京区女性団体等にお願いしているキャンペーン活動に若者・特に大学生の力をお借りすることも意識を変える事に繋がります。若い人の意識を変える事が必要だと思います。
区長の見解を伺います。

 5つ目は「文の京ピンクリボンウォーキング」の提案です。

 ガイドツアーなど観光課の進めているウォーキングなど活用し、がん検診の啓発や受診率を上げる為の工夫をしていただきたいと思います。参加者及び沿道の人たちにもがん検診の啓発を訴えることができるからです。区長の見解を伺います。

 2020年のオリンピック招致に向けた東京都のキャンペーンのように、様々な工夫を取り入れて、文京区中での「がん対策」の啓発活動に取り組む活動を要望致します。

 

touben ご提案の大学生との協働やガイドツアー等については、今後の啓発活動の参考にさせていただきます。

 

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