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平成30年2月定例議会における渡辺とも子の質問と文京区からの回答

(11)「エシカル消費」について

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質問 次に「エシカル消費」についてお伺い致します。

 昨年、消費者庁の研究会が「エシカル消費」の普及に向けた報告書を公表致しました。

 エシカルを日本語に訳すと「倫理的な」「道徳的な」という意味を持ち、「エシカル消費」とは、人間や社会、環境などに配慮した物を選んで買うことを指すそうであります。

 具体的には、省エネ製品や被災地復興のための商品、発展途上国の労働者を支援する公正貿易商品の購入などが挙げられます。又、身近なところでは、障がい者が作った品物やエコ・リサイクル製品などの購入。又、環境への負荷を少なくするという意味では、農薬や化学肥料を使わない有機野菜を選ぶことも一つです。

 形が不ぞろいでも味は同じ「ワケあり」食品の購入も、食べられるのに廃棄される「食品ロス」の削減に役立ちます。さらに、物を大切にし、ごみを減らす「もったいない」の実践もエシカルの行動でしょう。エシカル消費は多岐に渡っての消費ですが、とても大切な概念だと思われます。

 欧米では、その取り組みがすでに進んでいるそうですが、日本では消費者庁の16年12月の調査によると、認知度はわずか6%にとどまっているそうで、今後、どう普及をさせていくかが大きな課題だそうであります。

 エシカル消費の広がりは、国際社会に環境問題や貧困対策などへの取り組みを求める国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与すると言われておりますし、折しも、東京2020オリンピック・パラリンピックでは「持続可能性に配慮した調達」に関する原則が採用されます。

 そこで、小中学校などでこのエシカル消費を「持続可能な開発のための教育」(ESD)や消費者教育に位置付けて学習内容に取り入れてはいかがかと思われますが教育長のご見解をお伺いいたします。

 また、行政や企業が協力して、その重要性を広くアピールしていくことも大切だと思いますが、本区の認識と今後の取り組みについてお伺い致します。

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touben 次に、エシカル消費についてのご質問にお答えします。

 持続可能な社会を実現するため、消費者の役割としてのエシカル消費を広く浸透させていくことは、重要であると認識しております。
 これまでも、生活情報誌「くらしのパートナー」に、エシカル消費についての啓発記事を掲載したほか、「クールアースフェア」におけるグリーンコンシューマーの啓発や、「ぶんぱく」「国際交流フェスタ」において、フェアトレード商品の販売等を行ってまいりました。

 また、今月開催する「消費生活展」での展示や、来年度の消費生活研修会においても、エシカル消費を取り扱う予定です。

 今後もエシカル消費の認知度向上や普及促進のため、消費者団体や企業等との連携を進めてまいります。

 

【教育長からの答弁】

 エシカル消費を学習内容に取り入れることについてのお尋ねですが、現在、小学校家庭科において、物の大切さに気付き、計画的な使い方を考えることや、身近な物の選び方、買い方を考え、適切に購入できることなどを指導しております。また、中学校では、技術・家庭科の家庭分野において、自分や家族の消費生活が環境に与える影響について考え、環境に配慮した消費生活について工夫し、実践できることなどを指導しております。

 今後も持続可能な社会の構築に向けて考え、消費者の基本的な権利と責任、及び、自分と家族の消費生活が環境や社会に及ぼす影響について理解することを進め、充実した消費者教育が行われるよう、各学校に働きかけてまいります。

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