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平成24年第三回定例会における渡辺とも子の質問と文京区からの回答

(2)がん対策とがん教育の推進について

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質問次に、私のライフワークとしているがん対策についてお伺い致します。

国のがん対策推進基本計画では、がん検診受診率50%以上の早期実現を目標にしています。それは、がんに対する正しい知識が広まれば可能になるとみています。今年の6月に新たに策定した「がん対策推進基本計画」に「がん教育」の推進が盛り込まれたこともあり、その予防・治療の正しい知識を子どもたちに教える取り組みが広がりつつあります。予てから我が会派として、小学生・中学生・高校生を対象に「がん教育」を推進し、若いうちから早期発見・早期治療の重要性をしっかり認識してほしいと要望して参りましたので、この推進計画は大変嬉しく思います。

そこで現在本区の公立の小・中学校での「がん教育」における現状と取り組みについてお伺い致します。

豊島区では、平成24年度から公立小・中学校で健康教育の一環として、独自のがん教育プログラムを開発し「がんに関する教育」を開始しており、小学6年生・中学3年生を対象に、保健体育の授業の中で年に一コマ以上行っています。これは、「がんに関する教育を、特定の学校だけで行うのではなく、全ての学校で行うことで全ての生徒が受けられるようにしたい」との方針からの取り組みです。
そこで本区の「がん教育」の今後の取り組みの方向性を伺います。

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touben【教育委員会から】区立小・中学校での「がん教育」についてのお尋ねですが、区立小・中学校では、保健の授業において、喫煙の健康に及ぼす影響や生活習慣病について指導する際に、がんを取り上げております。
 特に、喫煙の影響は肺がんだけでなく様々ながんにかかりやすくなることやがん等の病気の予防には、生活習慣の改善と検診による早期発見が重要であることを自動・生徒の発達段階に応じて指導しております。
 さらに、小・中学校の保健主任研修会において、学校医師会や健康推進課と連携し、生活習慣病の予防に関する研修を実施しています。
 今後とも、がん教育に関する先進事例を収集し、がんに関する学習の充実に向けて研究してまいります。

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質問横浜市では、学校に医師を派遣する「ドクタービジット」を開催し、子宮頸がんについての講義を聴いた後、生徒たちは活発な意見交換をして女の子はもちろん、男の子にも関係があることを学んでいます。

更に、がん教育に先駆的に取り組んでいる東京大学医学部付属病院の中川恵一准教授が各地で展開している特別授業では、病気の予防・治療に関する学習を通じて生命の大切さを教え、生きる力を学んでもらおうと進められ、「お父さんに『僕の為にたばこをやめて!』とお願いしよう」「ご両親に『検診受けてる?』と聞いてみよう」と重ねて促しています。

私としては、学校だけでなく是非ご家族でもがんの予防について話題に取り上げていただきたいと思います。そして、そのきっかけづくりとなるような取り組みを区にも期待しております。
私が付けているこのピンクリボンのバッチは、付けていることにより意識が高まります。そして見た方からは、必ず「何のバッチ?」と聞かれますので、説明することにより理解を深めていただけます。同じように、小学生には「良い歯のバッチ」があり歯磨きの習慣をつけ、健康な歯をつくるのに大いに励みになり効果も出ております。そこでがん教育を受けた中学生には、「ピンクリボンのバッチ」の配布をすることはいかがでしょうか。女子には意識を高めてもらい、男子には女性を応援をするなど、このような活動から検診受診率の向上に繋げていただきたいと思いますがいかがでしょうか。お伺い致します。

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touben次に、がん対策に関する質問にお答えします。

まず、中学生に対するピンクリボンのバッジの配布と、検診受診率向上についてのお尋ねですが、ピンクリボンは、40塞以上の女性を対象とする、乳がん検診の啓発等に用いるものであることから、啓発品として中学生へ配布することは想定しておりませんが、乳がん検診は、対象者全員への受診勧奨はがきの郵送や、10月の乳がん月間におけるキャンペーンなどにより、受診率の向上に努めてまいります。

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質問乳がんの発症率に於いても、30~40代が増加しております。区では土曜日検診の拡充もしていただき喜びの声を沢山いただきました。

しかし何かと忙しい年代でもあり、下に小さいお子さんのいらっしゃる方には託児所の希望もあります。

そこで、がん検診時の託児サービスの導入について伺います。

子どもを預けるのが大変で検診に行きそびれている方や、二児のお子さんをもつお母さまは、子育て中はどうしても自分のことは後回しになりがちです。ましてや小さい子供を連れて出かけることを思うとついつい「検診はまた今度」と足が遠のいているお母さんも多いのではないでしょうか。委託医療機関での検診時に、区内の託児サービスを無料で利用できる「がん検診・無料託児券」などの導入を検討されてはいかがでしょうか。子育て支援として、プラスのサービスをすることにより受診率の向上が目指せます。併せて本区のご見解を伺います。

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touben次に、がん検診時の託児サービスについてのお尋ねですが、がん検診受診者とその他の託児サービス利用者との公平性及び事業目的などの観点から、がん検診時の託児サービスを無料にすることは、考えておりませんが、子育て支援施策として、区の託児サービスに有料のキッズルーム等がありますので、それらのサービスをご案内してまいります。

 

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質問次に、職域におけるがん教育の普及についてお伺い致します。

がん教育は学校での子どもたちだけではなく、職場における大人にも必要です。がん患者の大多数は高齢者が占めていますが、現役で働く人のがんの罹患率は予想以上に多いのです。日本の企業の働き方や社会保障を考える上で病気と闘いながらどう働くかは、とても重要な課題となっております。病気になった人が復職する際に、働きながら治療や療養ができる環境整備ができるよう企業への呼びかけをお願いしたいと思います。区長のご見解を伺います。

 私は、早期発見、早期治療が必ず命を守り、家族の安心に繋がることを信じて、今後も乳がん撲滅運動を推進して参ります。

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touben次に、働きながら治療や療養ができる環境整備についてのお尋ねですが、がん患者の就労については、国は、本年6月に、新たな「がん対策推進基本計画」を定め、今後3年以内にニーズや課題を明らかにした上で、がんになっても安心して働き暮らせる社会の構築を目標とする、と公表しております。

 区といたしましても、国の動向を注視し、区民が病気になっても安心して生活できる環境づくりに、取り組んでまいります。

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