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平成21年第三回定例会における渡辺とも子の質問と文京区からの回答

質問項目一覧

平成21年第三回定例会にあたり、公明党文京区議団を代表して

1.乳がん撲滅と無料券の発行について

2.子育てひろばの拡充について

3.障害者施策について

4.新たな都市マスタープランについて

5.防災総点検による更なる対策について

の5項目にわたり質問をさせていただきました。

(2009年9月10日)

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1.乳がん撲滅と無料券の発行について

質問私は、乳がん撲滅運動を通して、「女性の健康と命を守る」ことを、一貫して訴えて参りました。
本区は、今年の4月より乳がん検診の受診機関が4ヶ所に増え、土曜日にも受診できるようになり、皆様に大変喜ばれております。
そこで前期の受診ではどの位の方々の検診ができたのでしょうか、伺います。

公明党が、がん検診の受診率向上につながる画期的な「乳がん、子宮頸がんの無料検診クーポン券」を提案し、実現いたしましたが、本区において該当する今年度の受診者数と配布の進捗状況を伺います。

さらに受診機関の拡大により、すべての受入が可能なのでしょうか、その対応を伺います。

 

答弁渡辺議員のご質問にお答えいたします。

まず、本年度における受診者数についてのお尋ねですが、2009年7月末の乳がん検診受診者は、1,006人となっております。

次に、乳がん、子宮頸がんの無料検診クーポン券についてのお尋ねですが、対象者数は、乳がん検診が6,983人、子宮頸がん検診が8,276人であり、現在、無料検診クーポン券等の配布に向け、作業を進めているところです。

また、受け入れ態勢については、区内3か所の医療機関を拡大したこと、検診車による検診を実施することなどにより、50%の受診率になっても受け入れ可能な体制となっております。

 

質問本年第二回定例会で我が会派が提案いたしました「ピンクリボン イン 文京」としてのキャンペーンの展開や実施についてはどのように検討されているのでしょうか、伺います。

今、患者さん自身の体験を映画化し、鑑賞した多くの方々が即、検診を受けたとの多くの声を聞いております。受診の具体的なきっかけを作る女性のサポートプランとして、本区の区民広場・シビックシネマサロン・シビック小ホールでの上映会など、啓発運動への新たな取り組みについて要望いたします。このイベントを通し、本区による「乳がん撲滅宣言」を希望するものですが、区長のご見解を伺います。

 

答弁10月のピンクリボン月間にあわせ、乳がん検診に関する啓発用の映像を区民ひろばのマルチビジョンに映すとともに、パンフレット、ティッシュ等の配布を予定しております。

また、専門医による乳がんの最新の検査・診断・治療方法、患者の方による心のケアについて、乳がん講演会として実施いたします。

 なお、「乳がん撲滅宣言」については、その趣旨は大変重要なことと考えておりますが、まずは、早期発見のためのさらなる乳がん検診期間の充実等、検診環境の整備に努めてまいりたいと考えております。

 

質問この啓発運動によって、早期発見から完治につながれば大変うれしいのでありますが、進行が進み告知を受けて、手術を受けた方が多いことも見逃せないことであります。その方々の心のケアはどのように進められているのでしょうか。多くの人が悩む不眠やうつ病対策、治療法、生活相談など、手術後のさまざまな負担を軽減するための装身具等に、患者の視点で考えて応援して参りたいと思いますが、現在の本区の取り組みについて伺います。

早期発見とケアをサポートし充実させることが、安心して受診できることにつながり、検診受診率50%を目指す今後の取り組みであると思います。

 

答弁手術を受けた方々の心のケアにつきましては、専門的な対応が必要と考えられることから、東京都ががん拠点病院等に「相談支援センター」を設置しています。

区内には、東京大学付属病院、日本医科大学付属病院、都立駒込病院に「相談支援センター」が設置され、専門の看護師やスタッフによるカウンセリングを行っています。

区としては、区民からがんについての不安や悩みの相談を受けた際には、保健師が個別にきめ細かい対応をするとともに、こうした専門機関に適切に紹介しております。

 

質問又、厚生労働省は、かねてから要望しておりました若い女性を中心に増えている子宮頸がんの予防ワクチンを承認したとの報道がありました。国内では初めてとなり、本区としても早期の取り組みをお願いいたします。

 

 

答弁子宮頸がんの予防ワクチンについてですが、報道によりますと、年内の承認作業を進めているとのことであり、今後の国の動向等を注視してまいりたいと考えております。

 

 

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2.子育てひろばの拡充について

質問次に子育てひろばの拡充についてお伺いします。

今年度は、「子どもたちと高齢者への応援歌」と位置付け、成沢区長の掲げた子育て支援施策の中で、文京区の待機児童対策は大きく前進いたしました。その反面、保育園を必要としないご家庭に対しての支援はどれ位整備されているのでしょうか。

 

 

答弁子育て支援については、「育児と仕事の両立支援」「子育ての心理的不安の解消」「経済的負担の軽減」の3つの側面をバランスをとりながら推進していく必要があると考えております。

そうしたことから、保育園に通っていない世帯に対しましても、汐見・西片の子育てひろばの運営、児童館の乳幼児プログラムや保育園の子育てステーション、緊急一時保育、キッズルームなどの一時保育、病後児保育などのほか、子どもか低支援センターによる総合相談事業、中学生までの医療費助成や一人親家庭に対する手当の支給など、様々な子育て支援施策を実施しているところです。

 

質問先日、未就園児親子の集まる「子育てひろば・汐見」が大変充実しているとの声を聞き、会派として視察をして参りました。

「子育てひろば・汐見」は、平成12年に休園中の元汐見幼稚園の施設、設備を利用し開設されており、いまでは子育て支援の拠点として活用されています。

そこでは、乳幼児とその保護者が安心して遊べる場所が広く、親同士の情報交換やコミュニケーションを図る場として、又幼稚園・保育園の経験を持つ指導員が子育てに関する悩みを受け、指導や助言をしているので、反響も大きく、友達の輪を広げていると思われます。最近では、音羽・小石川・千石地域からもバスの乗り継ぎをしながら来ており、今年の夏休みには、1日で119組の親子が集まったと伺いました。

以前、我が会派の代表質問の中で、5歳児検診の要望を致しましたが、「集団遊び」の中から保護者と保育士らが一緒に見て、その時に生じた疑問や日頃の子育ての不安を気軽に相談できる機会を設けること、そして母親を育てる、母親に目を向ける取り組みが大事かと思われます。

子育てひろばは、これからの子育て支援の一貫として検討する必要があり、喫緊の課題であります。 現在の汐見・西片だけでは、地域にかたよっているものであり、今後、小石川地域での開設を要望致しますが、区長のご見解をうかがいます。

 

答弁現在、改定中の「子育て支援計画」において、拡充の方向で検討しており、地域バランスに配慮しながら、増設を考えてまいりたいと存じます。

 

 

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3.障害者施策について

質問次に障害者施策について質問いたします。

本年3月に改定された「文の京」ハートフルプラン・文京区地域福祉計画の中に、障害者が地域の中で、共同して自立生活が送れるよう、民間事業者等による事業を誘致し、グループホームやケアホームの整備を図るとの計画があります。

具体的目標として2棟(10人)の目標が設定されています。

現在、区内において4棟(23人)の施設がありますが、その利用状況を伺います。

 

答弁現在、区内には、民設民営の知的障害者のための施設が3か所、精神障害者のための施設が1か所ございます。合わせて23人の定員については、すべて入所されていますが、その内、区民の入所は、知的障害者のための施設では定員17人の内1人、精神障害者のための施設では定員6人の内4人となっております。

 

 

質問今回の改定は、福祉保健をめぐる国や都の動向を踏まえ、さらに今までの事業実績及び新しい行政需要について検証を行い、 平成21年度から平成23年度までに必要とされる福祉保健サービスについての基本的考え方、種類及び数量等について定めた計画です。

また、本年1月の福祉センター及び、教育センター建て替え地等検討協議会の答申にある、障害者福祉施設の要望や意見の中に「障害者福祉施設は、入所施設等を含める複合施設とし、親亡き後の施設にもつながるよう希望する」とあります。

最近、文京区内に在住されている方で、区内の知的障害者通所施設に通われている方の両親が相次いでお亡くなりになりました。

本人の希望としては、現在通っている通所施設に今後も通い、文京区内に住み続けたいとの強い思いがあります。今後福祉センターの建設が完成されるまでには数年を要すると思われますが、親亡きあとの施設を希望されている方が大変多くいるなかで、障害者の方が地域の中で共同して自立生活が送れるためにも、グループホームやケアホームなど施設の充実が望まれますが、区として今後どのように考えているのかお伺いします。

 

答弁グループホーム等は、障害者が住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、欠くことのできない重要な施設であると考えており、障害者計画においては、平成23年度までに2棟10戸の整備を目標としております。

今後様々な機会を捉えて、出来る限りグループホーム等を誘致するなど、障害者計画に掲げた計画を着実に実行してまいりたいと考えております。

 

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4.新たな都市マスタープランについて

質問次に新たな都市マスタープランについてお伺い致します。

平成8年7月に、文京区都市マスタープランを策定してから12年が経過し、この間、まちづくりに関する法令の改正や、都心回帰傾向に合わせてマンションやビルの高層化が進むなど、文京区のまちを取り巻く環境が大きく変化してきているのは誰もが認めるところであります。また、文京区のまちの魅力、その魅力が次世代に引き継がれていくようなまちづくりを進めていく必要もあることから、今回、都市マスタープランが改定されることになりました。

現在、第1回の協議会が開かれたと思いますが、そこでどのような区民意見が出されたのかお伺いいたします。

文京区マスタープラン改定に際し区長が考えている視点は何かお伺い致します。

 

答弁第1回検討協議会における区民意見についてのお尋ねですが、本区を取り巻く状況を資料にまとめて報告し、改定にあたって踏まえるべき視点に付いて自由に議論していただきました。

そこでは、本区の歴史や緑、建物の高さ、観光などに関して、様々なご意見をいただいております。

次に、改定に際しての視点は何か、とのお尋ねですが、今回の都市マスタープランの改定においては、「文京区らしさを生かしたまちの魅力づくり」を新しい視点として盛り込んでいきたいと考えております。

 

質問今、建築紛争において、常に問題に挙がるのが高さについてであります。用途地域の問題を含め幹線道路沿いの高さ、それ以外の高さ、又、高台地域、くぼ地などの地域等、文京区は山あり谷ありで作られている地域であり、高さについては必ず出てくる問題であります。今回のマスタープラン改定に伴い、高さ制限を盛り込むとの事でありますが区長の高さ制限に関するご見解をお伺い致します。
又、改定マスタープランの決定前の駆け込み建築についても、区としてどのように駆け込みについて対応するのか、対策についてもお伺い致します。

 

答弁絶対高さ制限につきましては、良好な住環境の保全や景観まちづくりの推進、建築紛争防止等を図るために、土地利用の状況や地域特性を踏まえながら、区内全域を対象に検討を進めていくべきと考えております。

また、絶対高さ制限を導入するためには、都市マスタープラン改定後に都市計画決定の手続きが必要となります。

都市計画決定前の駆け込みを含めた建築の手続きにつきましては、今後、都市計画が具体化していく中で検討してまいりたいと考えております。

 

質問他区を含め近年の動向はどの様に進んでいるのか、又、それが各区どの様に都市マスタープランに反映されているのか、それを踏まえ区長のご見解をお伺い致します。
今回の改定は2年を要しての改定ですが人口20万を標榜している中、文の京の魅力あるまちづくりに寄与する都市マスタープランであることを望みますが、区民、学識者が活発に意見を交わし合いより良い都市マスタープランができることを期待いたします。

 

 

答弁最近、マスタープランを改訂した区は、新宿区・中野区・荒川区などがあり、地球環境問題、ユニバーサルデザイン、防犯、景観などの視点で改訂されております。

本区の都市マスタープランにおいては、最新の状況を反映したこれらの課題を十分認識しつつ、「文京区らしさを生かしたまちの魅力づくり」を改定の新しい視点として、本区のまちの魅力をより一層引き出しながら、それが次世代に引き継がれていくような、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。

 

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5.防災総点検による更なる対策について

質問次に防災総点検による更なる対策についてお伺い致します。

昨年のゲリラ豪雨のような突発的な集中豪雨の増加により、家屋の浸水や死亡事故が発生した経験から、大塚地域の既存の雨水ますを雨水浸透ますへ改良し、設置を推進していくことは、大変評価するものです。

今年の8月9日に関東、11日には東海沖中心に震度6弱の地震に見舞われ大きな被害を出したところもありました。本区でも10日には早朝からの大雨のため、不忍通りの本駒込4丁目の動坂下や、千駄木3丁目のバス停から道灌山周辺の商店街、マンションの入り口に水が入って来たり、さらに、よみせ通り商店街の店舗等にも水被害がありました。特によみせ通りの道路は、地域的にも文京区・台東区の2つの区にまたがっていますので、今後は、行政を通じての対策が必要だと考えますが、区の対応について伺います。

 

答弁水害対策の取組み状況についてのお尋ねですが、8月10日の台風9号による被害を受けた地域につきましては、地元町会、関係機関等と協力して、実態を調査し、原因の究明と対策を講じているところです。

また、よみせ通りの浸水被害につきましても、台東区と連携し、対策を講じてまいります。

さらに、局地的な豪雨対策として、新たに浸透ますを設置するとともに、建築に伴う貯留・浸透施設の設置基準を強化してまいります。

 

質問地球規模で起こる温暖化による異常気象は、ここ数年防災対策を講じても、尚風水害による被害は、とどまることを知りません。

区では、40年前から神田川流域の風水害対策を始め、幹線道路の排水管の設置など、きめ細かく取り組んでこられましたが、この際新たな見地から水害対策の総点検が必要と考えますが、現在の取り組み状況についてお伺い致します。

8月30日には、文京区総合防災訓練が行われ、区民の皆さんには更なる防災の認識が高まったと思います。

そこで、いつ起こるか分からない災害のために、再度、防災の総点検を行い、防災に必要な物は全て揃っているのか、今後、必要とされる物は有るのかをチェックして、どんな災害にも慌てる事無く対応できることが大事だと思いますが、区長のご見解をお伺い致します。

 

答弁防災に対する点検についてのお尋ねですが、ご案内のとおり、防災対策の基本は、まず自助であります。区といたしましては、家具の転倒防止、情報の収集方法、家族との連絡方法、食料等の備蓄、降雨時における水の浸入防止対策等、区民の皆さんご自身で備えていただく防災対策について、区報、ホームページはもとより、防災教室などの様々な機会を利用して啓発しているところです。

 

 

質問過日、私も防災・安全安心まちづくり調査特別委員として、学校の防災備蓄倉庫の点検をして参りました。物資の転倒防止対策や倉庫内の安全性、物資の見分けやすさ対策、誰でも使いやすいトイレの準備など、利便性の向上につなげていただきたいと思います。

又、防災総点検の際には、地域の方々も含め、参加して頂き、いざという時、地域で何がどの様に整っているのか、分かるようにしておくべきと考えますが区長のご見解をお伺い致します。

 

答弁地域における防災総点検についてのお尋ねですが、自分たちのまちは自分たちで守るという共助の観点からも、地域の方々と共に避難所の学校備蓄倉庫や街頭に設置してある消火器等の防災設備等の点検をしています。

今後とも、区民防災組織等と連携を図りながら、地域の防災設備等の点検、整備に努めてまいります。

 

質問先に述べた地震発生時には、私のメールに文京区防災サポートメールが届き、情報がいち早く伝わりました。この間文京区では、防災ホームページを立ち上げ情報の発信にも力を入れてきました。

しかしこのような区の取り組みを区民の皆さんは、どれだけ認識を持って利用されているのか、また、情報が早く伝わるよう、取り組んでいただきたいと思いますが、区長のご見解をお伺い致します。

 

答弁災害情報の発信についてのお尋ねですが、昨年の9月1日より、ぼうさいサポートメールの配信を始め、本年9月1日時点では3,481名のご登録をいただいているところです。

また、防災ホームページにおいても、区内の降水量、河川の水位情報及び震度などの災害情報をリアルタイムで提供しております。

なお、ひとりでも多くの区民の皆様に災害情報が早く伝わるよう、ぼうさいサポートメールの登録について一層の周知を図ってまいります。

 

質問次に、地震に備えるために、住まいも「健康診断」が必要ではないでしょうか。耐震診断は、住まいの健康診断、人間ドックと表現できます。我が家の耐震性を知り、必要であれば補強の手立てをするのは、私たちの命を守る上で、優先順位の高いことだと思われます。

診断が必要な家屋は 1.壁が少ない 1.窓の配置が偏っている  1.基礎が鉄筋コンクリート以外 1.立て増しを繰り返している  1.床下浸水等の被災経験があるなどがあげられます。

増改築によって、その家屋が本来備えていた全体のバランスがくずれることがあり、チェックが必要になります。

しかし住宅の耐震には、費用がかかります。今行われている訪問相談を更に充実させて、公的な自治体の補助制度を上手に活用できるように分かりやすく周知して、安全・安心のまちづくりに努めていただきたいと思います。

以上をもちまして、私の一般質問を終わります。ご清聴、誠にありがとうございました。

 

答弁建築物の耐震化についてのお尋ねですが、区民の生命・財産を守るために、現在住んでいる建物の耐震性能を確認するための耐震診断は、重要なものと考えております。

これまで行ってきた職員による各戸訪問は、今年度中に区内全域への周知を完了する予定になっております。

また、今年度から耐震改修の相談会の回数を年間5回から12回に増やし、きめ細やかに耐震改修等の相談に応じております。

さらに、新たに耐震改修設計助成の拡充を行っており、より一層の耐震化促進を図ってまいりたいと考えております。

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